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繊細なタッチのSF 君と僕のアシアト

藤島康介が推薦するSF作品。何となく藤島康介と同じような繊細なタッチで描かれるキャラクターが今作の魅力。脳内タイムトラベルをすることで被験者(客)に特定の時空を再現する、、ただし春日市内という限られた条件設定がなされた中で、様々な人が研究所を利用しにくる。

 

それぞれの話は一話完結タイプでその間に主人公の風見鶏亜紀所長と助手の宮山の掛け合いが展開する。最初は絵柄がウリだけの作品と思っていたが、これが結構面白い。それぞれの話がダラダラではなく、サラッと終わる点も読みやすい。しかし、もちろん中身が薄いということではない。

 

中盤で10年前に東京で未曾有の大地震が起きていた事が語られる。何故か死体の山の中で生き残った主人公。この災害で同じように傷を負った人々。